2020/03/14
今回は外壁工事についてです。
外壁材の中でも窯業(ようぎょう)系の外壁材についてお話します。
窯業系サイディングはセメントを主成分として作られているボード状の外壁材です。
お菓子で例えるとビスケットやクッキーのように作られた外壁材のことをいいます。
メリットはデザイン性、耐震性、防耐火性に優れています。
デメリットとしてはシーリング材が劣化し、そこから雨水が侵入することです。
シーリング材とは外壁材同士のつなぎ目に防水加工として注入するゴム状の補強材です。
シーリング材の使用箇所を少なくしたシーリングレス工法という施工があり、
当社はこのシーリングレス工法で施工しています。
シーリング目地が殆ど無いためつなぎ目が写真では見えないと思います。
近くで見るとつなぎ目が分かります。
ただ隙間が殆どありません。
角になる部分の出隅、入隅と平らな面でつなぐ中間にジョイントの金具を取付けて施工していきます。
縦方向につなぐ際には厚さ15ミリの通気金具を取付け外壁材の内側に隙間を設けながら施工します。
外壁材の内側を通気し、湿気を溜めこまないような働きをしてくれています。
シーリングレス工法は部分的にはシーリングを使用していますが、使用箇所が少ないため外壁同士の隙間が狭く難しい施工になります。
職人さんが一枚一枚寸法を確認しながら正確かつ丁寧に施工してくれたので美しい外観になりました。