2020/02/05
今回は遣り方(やりかた)についてです
遣り方とは建物の位置・高さ・水平を出す作業の事をいいます。
これが正確でないと建物の位置が違っていたり、傾いてしまうことになる重要な作業になります。
工事現場でよく見かける板の正体です。
実際に何をするものなのかというと、
水杭(縦の杭)を打ち、水貫(横方向の板)に基礎の立上り部分などの目印を付けていきます。
これらが建物の高さ、水平を決める基準となります。
正確に図面の寸法を水貫に記して正確な基礎を作り上げます。
さらに水平を分かり易くするために水糸を張って確認していきます。
職人さんたちが水糸を目安に何度も何度も寸法を確認してくれていました。
皆で何度も確認してくれているおかげでいつも正確で美しい基礎を作ってくれています。
名称の頭に〝水〝が付くのは『水平』の水みたいです